横浜・斉藤主将「心に来た」花咲徳栄の意地に敬意

花咲徳栄に勝利し応援団にあいさつに向かう横浜の選手(撮影・奥田泰也)

<全国高校野球選手権:横浜8-6花咲徳栄>◇14日◇2回戦

 横浜(南神奈川)が昨夏の王者・花咲徳栄(北埼玉)を破り、5年ぶりの3回戦進出を決めた。

 1-1の4回に打者一巡の猛攻で一挙6得点。プロ注目エース・野村佑希投手(3年)をKOした。8-4で迎えた最終回に四死球などで2点差まで詰め寄られるも、最後は猛追をしのいだ。

 主将の斉藤大輝内野手(3年)は「序盤は自分たちのペースでしたが、後半は花咲徳栄さんの意地が、心に来ました」と振り返った。

 ピンチを救う好守も再三飛び出したことに、平田徹監督(35)は「あそこでいいプレーを出せるかが選手の力。そういう意味では選手をねぎらいたい」と話した。今秋ドラフト候補の4番万波中正外野手(3年)は、初戦に続き無安打に終わった。