佐々木主浩氏、金足農に敗戦思い入れも両校にエール

済美対大阪桐蔭 始球式を行う佐々木主浩氏(撮影・宇治久裕)

<全国高校野球選手権:大阪桐蔭-済美>◇20日◇準決勝

  「レジェンド始球式」にマリナーズなどで活躍した東北OBの佐々木主浩氏(50=日刊スポーツ評論家)が登板した。済美(愛媛)の1番矢野功一郎内野手(3年)の内角へ鋭いボール。「甲子園のマウンドはすごい投げやすい。雰囲気が違う。感じるものがあった」と話した。

 第1試合で勝利した金足農(秋田)には並々ならぬ思いがあった。佐々木氏が2年生の時、春の東北大会で敗戦。「あのユニホームを見ると悔しい思いを思い出す」。それでも同じ東北人として応援。「東北人としてなんとか頑張ってほしいですが、選手のプレーを見てるとどちらも頑張ってほしい」と決勝に進出した両チームにエールを送った。