高野連が吉田にアジア選手権での侍ポーズ自粛求める

吉田輝星

<U18アジア選手権練習>◇1日◇宮崎

金足農・吉田輝星投手(3年)のルーティン「侍ポーズ」について、日本高野連が今大会中の自粛を求めた。侮辱行為に捉えられる可能性を考慮したため。

吉田は刀を抜くような「シャキーン」ポーズをマウンドで行うのがルーティン。8月31日の宮崎県選抜との試合でも、中堅手だった大阪桐蔭・藤原恭大外野手(3年)と行い、会場の観客を沸かせたが、国際大会ということもあり今回の対応が取られた。

国際試合では「アンリトン・ルール」というものがある。ルールブックに記載はないが、破れば故意死球などの報復を受けるという不文律。昨年のU18W杯では7点リードの場面で盗塁を試み、次の回の打席で早実・清宮(現日本ハム)が死球を受けた。

日本代表はアジア連覇に向けて、3日に香港との初戦に挑む。