U18永田監督、二刀流野尻を絶賛「かなり信頼」

1回を三者凡退に抑え余裕の表情でベンチに引き揚げる日本先発の野尻(右)(撮影・垰建太)

<U18アジア選手権:日本26-0香港>◇3日◇1次ラウンド◇KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎

圧勝にも手綱を引き締めた。永田裕治監督(54)は試合後、「よくやってくれた」と選手をねぎらいつつも「初回ですね。非常に重かった。(2回から)根尾が出て、活気が出た」と3者凡退に終わった初回を課題に挙げた。

一方、投手陣は3人の継投で1安打完封した。先発の野尻幸輝(3年=木更津総合)は打力もあり、DHを解除して「6番投手」で起用。投げては3回無安打7奪三振に抑え、打っても三塁打1本を放った。永田監督は「今後、野尻の先発は」と問われると「今日はよかった。先発はあると思います。かなり信頼しています」と根尾に続く投打二刀流を絶賛した。

東京から調子が上がっていなかった奥川恭伸(2年=星稜)市川悠太(3年=明徳義塾)も1イニングずつ登板。直球だけを投げさせて、復調のきっかけを与えた。