根尾はプロ志望「どこを守ってもチームの勝利に」

済美対大阪桐蔭 4回裏大阪桐蔭1死一塁、先制の中越え適時二塁打を放つ根尾(撮影・垰建太)

<高校野球福井国体:大阪桐蔭5-3済美>◇3日◇2回戦2試合◇福井県営

今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)が、高校最後の公式戦で決勝打を放った。「5番遊撃」で先発し、4回1死一塁で中越え適時二塁打。今年の甲子園では春夏連覇を果たし、大阪大会と近畿大会も含めると“8冠目”となったが「高校野球は終わったけど、まだまだやりきった感じはしません。もっと、とらえる率を上げないといけない」と最後まで貪欲な姿勢を見せた。

近日中にもプロ志望届を提出する予定で、プロでも二刀流で挑戦したいかという問いには「やりたいとは言っても、それでとってもらえるかどうかは分からない。話を聞いてみてだと思います」ときっぱり話した。「ピッチャー、内野、外野、どこをやるか分かりませんが、どこを守ってもチームの勝利に貢献したい。長くやりたいと思います」。大きな可能性を秘めた二刀流が、プロの世界を目指す。