故障乗り越えた明豊・大畑、逆転勝利つなげる好救援

5回途中から救援し逆転勝ちに貢献した明豊の大畑蓮(撮影・菊川光一)

<高校野球秋季九州大会:明豊7-3鹿屋中央>◇1回戦◇20日◇リブワーク藤崎台

明豊の大畑蓮投手(2年)が救援で逆転勝利に貢献した。2点ビハインドの5回2死一、二塁で2番手として登板。「自分がここで抑える」。キレのある直球を軸にスライダー、チェンジアップで最後まで無失点に封じた。川崎絢平監督(36)は「大畑のリズムが良かったから」という。最速を2キロ更新する141キロの熱投に打線も奮起し、7回の逆転につなげた。

大畑は今夏の大会中に右肩を痛め、1カ月のノースローを経て8月下旬に復帰。その間、インナーマッスルなどを鍛え秋に照準を合わせていた。スタンドには、プロ志望届を提出している浜田太貴ら3年生が駆けつけ、応援も力に変えた。