21世紀枠・富岡西“野球寺”祈願で勝負運を聖地に

初戦での対戦が決まりポーズを取る富岡西・坂本賢哉主将(左)と東邦・石川昂弥主将(撮影・清水貴仁)

<センバツ高校野球:組み合わせ抽選会>◇15日◇大阪・オーバルホール

富岡西(徳島)は21世紀枠の初出場で、第4日第3試合で東邦(愛知)と対戦する。

同校のある阿南市は、日本で初めて「野球のまち推進課」を開設。小川浩監督(57)は、出場決定後から「商店街や会社の前に横断幕が掲げられたり」と、街の盛り上がりを実感する。神戸入りの18日には、市役所での壮行会後、四国88カ所参りの続きとして設置された89(やきゅう)番目の「野球寺」で祈願の予定。「(15年の)敦賀気比さんも(直前合宿で)野球寺を拝んで、センバツで優勝した」と話し、縁起いい「勝負運」を聖地に持ち込む。