石岡一は女子部員が堂々先導 見守った監督もホッ

元気よく開会式で行進する春夏通じて初出場の石岡一ナイン(撮影・上山淳一)

<センバツ高校野球:開会式>◇23日

21世紀枠で初出場の石岡一(茨城)のプラカードを持ったのは、女子部員の浜田芽里内野手(2年)だった。

ルール上、公式戦には出場できないが、男子部員と一緒に野球に打ち込んでいる。川井政平監督(44)の指名を受けた。前日のリハーサルでは「周囲に圧倒されました」と話していたが、この日はチームの先頭を堂々と歩き、ナインを引っ張った。

開会式を終えると「最初は焦ったけど、今日は周りを見てできました。観客席も見られました」と笑顔で話した。スタンドから行進を見守った川井監督は「それなりに形になってたので、よかったです」と、ホッとしていた。