筑陽学園・西が完投 次は山梨学院「混乱させたい」

福知山成美対筑陽学園 完投勝利した筑陽学園・西は笑顔を見せる(撮影・柴田隆二)

<センバツ高校野球:筑陽学園3-2福知山成美>◇26日◇1回戦

筑陽学園(福岡)の先発、西雄大投手(3年)が、背番号1の意地で2失点完投勝利。チームのセンバツ初白星をもたらした。

4回に2点を奪われたが、95球8安打2失点。無四球の完投劇だった。「序盤はしんどかったが、自信のある打たせて取る投球ができた」。背番号10、西舘昂汰投手(3年)は最速145キロのプロ注目右腕。これまで継投策が多かったが「1」を背負う西が最後までマウンドは譲らなかった。「左打者にはツーシーム。右打者にはスライダーがよかった」。西舘から教わったというツーシームも武器に、6回からはわずか1安打に抑えて見せた。2回戦の相手、山梨学院について「混乱させたい。びびらないようにいきたい」と語気を強めた。