早実5発11得点大勝「8割の力」生沼は結果に安堵

早実・生沼弥真人(2018年7月17日)

<高校野球春季東京大会:早実11-3法政>◇14日◇4回戦◇神宮第2

早実が4番生沼弥真人右翼手(3年)の満塁本塁打を含む2アーチなど5本塁打を集めて7回までに11点を奪いコールド勝ちを収めた。投げては先発伊藤大征投手(3年)が7回を3失点にまとめた。

試合後の和泉実監督(57)は「本塁打は風の影響もあると思います。今日は上空の風が強かったですね。生沼の2本目は良く飛んだとは思いますが。伊藤は試合の中で自分のやりたいことがうまく表現できず、自分の中で納得できない部分もあったと思いますが、そうした部分も経験しながら成長してほしい。3年生なので期待しています」と、総括した。

2アーチの生沼は「冬のトレーニングでやってきたことはここまでできていなかったのですが、今日は心の持ち方をリセットして打席に臨めました。今までは打ちたい気持ちが強すぎてバットが出てこなかったのですが、今日はシンプルに8割の力で、バットの重みを感じながらスイングできました」と振り返り、ほっとした表情を見せた。

これで準々決勝進出した8強が決まった。20日の神宮第2球場での第1試合が関東一-国学院久我山、第2試合が早実-都立小山台。21日の同球場での第1試合が国士舘-帝京、第2試合が日大三-東海大菅生。