佐々木朗希は「日本の宝」/スカウトらの声

先発し力投する大船渡・佐々木(撮影・鈴木みどり)

大船渡(岩手)の最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)が20日、宮城・多賀城市で行われた仙台育英(宮城)との練習試合に「4番投手」で出場。投球では変化球中心で4回途中3安打5奪三振で最速150キロだったが、打撃でセンターのスコアボードを直撃する130メートル超弾を放った。視察した日米20球団40人のスカウト陣の度肝を抜いた。

<スカウトらのコメント>

◆巨人柏田スカウト これだけ人が集まっても、ピンチではテーマ通りに変化球を投げていた。強い投手だなと感じた。

◆阪神葛西スカウト 腕の使い方が素晴らしい。長身なのに上からたたいて投げられるから、高めの抜け球が少ない。

◆DeNA欠端スカウト これだけ注目されると力任せに投げたくなるけど、変化球をテーマに投げていた。強い意図を感じた。

◆仙台育英・須江航監督(36) 日本の宝。美しくて強い。チーム皆で成長しようという気持ちで投げる心意気を感じる。素晴らしい投手。

◆フィリーズ大慈弥環太平洋担当部長 今日は出力を落としていたけど、それでも速球の質は高い。

◆オリックス長村球団本部長 今日は課題を持って投げていて、まだ余力を残している。器用さもある。非常に楽しみな投手です。