大分がサヨナラ勝ち、驚異の粘りで壮絶打撃戦制す

高校野球 春季九州大会準々決勝 福岡大大濠対大分 9回裏サヨナラ勝ちに沸く大分ナイン(撮影・浦田由紀夫)

<高校野球春季九州大会:大分11-10福岡大大濠>◇22日◇準々決勝◇鴨池市民

センバツ出場の大分が、壮絶な打ち合いを制して、9回逆転サヨナラのミラクル勝ちを収めた。

1点ビハインドの9回に1死から連打で一気に逆転サヨナラ。常にリードを奪われながら追いつく粘りの展開で、最後の最後にひっくり返した。松尾篤監督(45)は「選手たちがよく頑張ってくれました。打線が粘ってくれましたね」とナインの驚異の粘り腰をたたえた。

一時は同点に追いつく3ランを含む2打席連続アーチを放った中尾拓士内野手(3年)は「打ち合いになると思っていたし、打たれても打ち返そうと思っていた」と言葉を弾ませていた。