佐々木朗希フィーバー、試合10時開始に早朝から列

大船渡対釜石の試合が行われる野田村ライジングサンスタジアムには開場2時間前の午前4時半には一番乗りのファンが。午前5時15分には約20人のファンが並んで待つ(撮影・浅見桂子)

<高校野球春季岩手大会:釜石5-4大船渡>◇18日◇2回戦◇野田村ライジングサンスタジアム

「朗希フィーバー」は、サンライズを待たずに始まった。大船渡の最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)が春季県大会1回戦を迎える野田村ライジングサンスタジアムには、早朝5時過ぎの時点で早くも10人以上が列をつくり、6時半の開門を待っている。試合開始は午前10時予定。

最前列に並んだのは地元野田村の大道則子さん(55)と、めいの米沢詩音さん(16)で「4時半から並んでいます。4時に来たらもう車が何台かいて、慌てて列に並びました」と証言。この日、野田村は4時15分に日の出を迎えた。

現在は盛岡市に住む米沢さんは、中学2年まで大船渡在住。佐々木と同じ大船渡一中に通っていたという。「面識はないですが、当時から背がすごく大きくて、野球もすごいと聞いていました。これからもベストプレーを続けて、どこか朗希さんの希望しているチームにいければいいなと思います」と話していた。