星稜・奥川149キロ「引き出し増えた」6回2失点

愛工大名電との練習試合に先発した星稜・奥川(撮影・望月千草)

<高校野球練習試合:愛工大名電4-1星稜>◇16日◇愛工大名電グラウンド

星稜先発のエース右腕、奥川恭伸投手(3年)は、6回8安打2失点、12奪三振だった。最速は149キロをマークした。2ストライクからファウルで粘られる場面も多く、変化球を痛打されての失点。「力の入れ方、強弱、コントールが必要だと、引き出しが増えた。こういうタイプのチームと試合ができてその対処法を学べた」。敗戦にも収穫があったと前向きだった。

この日は午前4時50分に起床し、同5時半に石川県内にある学校をバスで出発。移動の3時間は睡眠にあてたという。「それで体も重かったかなとも思いますが、言い訳にはならない。夏の大会を見据えて、こういう状況でも勝ちきらないといけない」と投球面以外での修正点も口にした。