創部2年目日本ウェルネス沖縄が逆転夏初勝利/沖縄

球陽対日本ウェルネス沖縄 日本ウェルネス8回裏無死満塁で4番の前泊外野手が右越えに逆転の3点適時三塁打を放つ(撮影・浦田由紀夫)

<高校野球沖縄大会:日本ウェルネス沖縄3-2球陽>◇29日◇1回戦◇コザしんきんスタジアム

創部2年目の日本ウェルネス沖縄が、逆転で夏初勝利を飾った。1点ビハインドの8回無死満塁から、4番で主将の前泊奏汰(かなた)外野手(2年)が、右越えの3点適時三塁打を放って逆転に成功した。

昨年夏は初戦でサヨナラ負けを喫していたが大逆転での待望の夏1勝。前泊主将は「前の打者が敬遠されたので、ここで打たないと4番じゃないと思った。どんな球を打ったのか、覚えてません。来た球を打っただけ。ツキがありました」と謙遜した。

今春に部員への暴力で監督が無期謹慎処分が下り、今夏に初めて指揮を執った小机(こづくえ)滉大監督(25)も「前泊はコツコツと練習をしている選手。だから、こういう結果を残せているんだと思います」と笑みを浮かべた。

青森山田を率いて甲子園出場経験のある五十嵐康朗氏(51)が、8月1日付で監督に就任することがすでに発表されている。