<高校野球茨城大会:太田一2-3土浦一>◇8日◇1回戦◇ノーブルホームスタジアム
試合終了の瞬間、皆と一緒に涙が枯れるまで泣いた。太田一(茨城)の小祝陽祐記録員(3年)は3年間記録員として野球部と、ともにしてきた。
小学生の時から野球が大好き。プロ野球中継の観戦が日々の楽しみだった。そんな中、中学の内科検診で異常が見つかった。“心室頻拍”脈が速くなり、体に血液が回らなくなる珍しい病にかかった。
3度の手術を経て、日常生活に支障のない状態に回復したが、いまだに運動制限は付いて回る。
転機が訪れたのは、高1の時。先輩からマネジャーとして野球部に誘われた。野球の道を諦めかけていた小祝は「そういう道もあるのか」。入部を即決した。
この日も、記録員としてベンチ入りピンチの場面では、球場に響く声で声援を送った。「みんな本当によくやってくれました。打撃陣も投手も100点」。101回目の夏を目指した太田一の夏が終わった。