常総学院コールド発進、プロ注目コンビ活躍/茨城

鬼怒商対常総学院 4回裏常総学院1死二、三塁、2点適時二塁打を放つ菊田(撮影・大野祥一)

<高校野球茨城大会:常総学院8ー0鬼怒商>◇11日◇2回戦◇ノーブルホームスタジアムジェイコムスタジアム土浦

プロ注目コンビの活躍で常総学院がコールド発進した。

3回、プロ注目の斉藤勇人内野手(3年)が「カットボールをうまく芯に当てられた」と振り返った痛烈な左前適時打などで先制。4回には、高校通算56本塁打を誇る菊田拡和外野手(3年)の「うまく合わせられた」という左越え適時二塁打で試合を決めた。

視察に訪れたヤクルト橿渕聡スカウトグループデスクも「パワーは高校生ばなれしている」と高評価だった。

大会指折りの左腕を擁する鬼怒商は、常総対策として外野がフェンス数メートル前を守るシフトを引いたが、強力打線がその上をいった。左翼を守った野村晃太外野手(3年)は「あんなスピードの打球を体感したのは初めて」と話した。

常総学院は投手陣も盤石だった。先発の最速148キロ右腕、菊地竜雅投手(2年)から2投手につなぐ無失点リレー。次戦は15日、日立商との対戦が決まった。甲子園制覇を目指す絶対王者の夏がスタートした。