聖望学園、低め見極め昨夏準V強豪川口に大勝/埼玉

4回、無死三塁で中前適時打を放つ聖望学園・三井佑真(撮影・佐藤成)

<高校野球埼玉大会:聖望学園14-1川口>◇12日◇2回戦◇大宮公園野球場

聖望学園が、強豪対決で大勝した。昨夏南埼玉準Vの川口と初戦でぶつかる好カードを5回コールドで制し、4度目の夏の甲子園出場へ好スタートを切った。

初回、先発の清水星哉投手(2年)がソロ本塁打浴びて先制を許す展開も、2回に3点を返し、一気に逆転した。3回に1点加えた後の4回、先頭の9番清水が四球で出塁すると、そこから打者一巡の猛攻を仕掛け、10得点で試合を決めた。

試合後、岡本幹成監督(58)は開口一番「いや~ほっとしたわ」と話した。「初戦やからね。相手準優勝バッテリーやし。低めは絶対打つなと言っていた」という指示通りに見極めた打線が爆発した。

3打数3安打3打点と活躍した主将の三井佑真内野手(3年)は「試合前、欲を出さずチームで点を取ることを徹底しようといっていた。それを徹底できた。目標は県大会優勝なので一戦必勝でがんばっていきます」と力強く語った。