<高校野球埼玉大会:浦和実6-1本庄>◇15日◇2回戦◇さいたま市営浦和球場
浦和実の豆田泰志投手(2年)が2回6奪三振の快投で夏デビューを果たした。
全て空振りで奪った。バットに当てさせたのはファウルの4つだけ。球を前に飛ばすことさえ許さなかった。同校で投手コーチを務める兄の侑輝さん(20)は「あれくらいは普通にやってくれると思いましたね」と当然のように振り返った。
本人は「球的には走っていましたけど、コントロール的には高めにいってしまってあまりよくなかったですね」と納得いかない様子。三振については「最後の6番バッターの時だけ狙いました」と話した。
12日が初戦の予定だったが、雨で2日順延して今日を迎えた。「正直、日が長くなって気持ちがなくなっていた」とこぼしたが、気持ちを入れ直して臨んだ。「初戦なので1つ1つ大事にという気持ちでした。普通に抑えなきゃとも思っていました」とエースの自覚も芽生える。
豆田は以前「緊張はしません。投げるのが好きです。楽しいです。ずっと投げていたいです」と語っていたが、重圧のかかる夏の大会初戦でも笑顔を見せ、投げることが楽しくて仕方がない様子で夏初登板を終えた。
チームは豆田の快投に引っ張られるように5投手の継投で18奪三振。9回1死まで無安打無得点に抑えた。1失点したものの、辻川総監督は「全然気にしてない。あえてインコースで勝負させたから。インコース勝負しないと、強いところには勝てないからね」と目先の結果にとらわれなかった。
互いに勝ち上がれば、4回戦で強力打線の浦和学院とぶつかる。初の甲子園出場へ向けて、豆田をはじめ投手陣が手応えをつかむ勝利で好発進した。