二松学舎大付が修徳に初戦敗退 3連覇逃す/東東京

二松学舎大付対修徳 初戦敗退を喫し、涙しながらベンチに引き上げる二松学舎大付ナイン(撮影・加藤理沙)

<高校野球東東京大会:修徳2-1二松学舎大付>◇17日◇3回戦◇神宮球場

昨夏優勝の二松学舎大付がまさかの初戦敗退となった。

先発の海老原凪(なぎ)投手(3年)は8回4安打2失点と好投。しかし打線がつながらなかった。相手を上回る7安打を放ちながら決定打が出ず、得点は4回に挙げた1点のみだった。

3連覇を狙っていた。2年連続で甲子園に出場した3年生にとっては夏公式戦初黒星となった。市原勝人監督(54)は「3年生はよく頑張った。これからも野球を続ける選手はたくさんいる。彼らにとって今日の負けは神様からの試練じゃないですか」とねぎらった。

打線の軸としてチームを引っ張った主将の右田稜真外野手(3年)は「何も出来なかった」と唇をかんだ。「市原監督と野球をやって、たくさん話をして、かわいがってもらった。ここで野球が出来てよかった」と涙を流した。