旭川北が決勝逃す エース伊東「力負け」/北北海道

旭川北対旭川大高 2回、満塁にピンチを切り抜けガッツポーズする旭川北先発の伊東(撮影・浅水友輝)

<高校野球北北海道大会:旭川大高10-1旭川北>◇18日◇準決勝◇旭川スタルヒン

公立校で唯一4強に進出していた旭川北が昨年覇者に7回コールド負けで敗れ、甲子園に出場した04年以来15年ぶりの決勝進出を逃した。

最速145キロ右腕、伊東佳希(3年)は、初回から4回まで毎回得点圏に走者を抱えるも直球と縦横2種類のスライダー、カーブを操りピンチをしのいだ。

1-0の5回無死二塁で旭川大高2番持丸泰輝捕手(3年)に右越え三塁打を放たれ同点にされた。1死を奪った後から4番、5番に連続四球で走者をため満塁にすると6番加藤新大一塁手(3年)に甘く入ったスライダーを右中間に運ばれ走者一掃の一撃を食らい、力尽きた。

伊東は「力負けでした。(5回の)加藤への投球はスライダーが少し甘く入った。ただ(チームの)4強入りはすごく良かった」と振り返った。