作新学院・小針監督、主将石井弾は「たまたま」栃木

作新学院対黒羽5回表作新学院無死、左中間に本塁打を放ちハイタッチをする作新学院・石井(撮影・佐藤勝亮)

<高校野球栃木大会:作新学院13-1黒羽>◇18日◇2回戦◇栃木県総合運動公園野球場

“栃木の横綱”作新学院がコールド発進した。初回に1点を失うも、3番で出場した日本ハム石井一成内野手(25)を兄に持つ、石井巧内野手(3年)が本塁打を含む3安打と活躍するなど、計15安打13点で圧勝した。

「今日はノリノリでした」。夏9連覇がかかるキャプテンの石井は、打席でいつもは見せない雄たけびを上げた。5回無死、高校通算4本目となった本塁打は「先頭だったので思い切りいったのがたまたまです。自分はホームランバッターではない」。一番尊敬しているのは身近にいる兄で「兄と比べられることが嫌だったこともある」と苦悩も告白した。

小針崇宏監督(36)は「キャプテンらしい1本、タイムリー、守備。珍しく3拍子そろった。たまたまだ」と少し笑顔で称賛した。石井弟じゃない。石井巧だ-。そう言い放ったような大会初戦の本塁打だった。【佐藤勝亮】