自由ケ丘が東福岡に圧勝5回戦へ、監督も驚き/福岡

高校野球 福岡大会4回戦 自由ケ丘対東福岡 自由ケ丘2回表2死一、二塁から海辺鳳吾内野手が先制の左越え2点適時二塁打を放って三塁側ベンチに向かってガッツポーズ(撮影・浦田由紀夫)

<高校野球福岡大会:自由ケ丘7-0東福岡(7回コールド)>◇20日◇4回戦◇久留米市野球場

自由ケ丘が投打にシードの東福岡を圧倒してコールド勝ちで5回戦に進んだ。

エースの大庭哉汰投手(3年)が4安打無失点。最速142キロの直球を中心にした投球で、7回で8三振を奪った。圧勝の立役者となった大庭は「ボクは三振をとる投手ではないので、打たせてとることに集中した。東福岡打線は、初球からどんどんフルスイングしてくるので怖かったが、どうやったらゴロとフライを打たせられるかを考えた。スライダーが切れていたので打ちとれた」と言葉を弾ませた。

打線も2回に2死から3点を挙げて主導権を握ると、小刻みに得点を重ねてコールド勝ち。赤嶺琢監督(54)も「自分でも驚いています。こんなに打てるとは思ってなかった。ここまではチーム全体で戦う姿勢になってなかったが、この夏にきてようやく打線が仕上がってきた感じです」と打線爆発に驚いていた。

「甲子園が目標なので、1戦1戦、全員野球で臨んでいきます」。中学までは捕手だったエース大庭がナインの気持ちを代弁していた。【浦田由紀夫】