<高校野球大阪大会:履正社8-0箕面学園>◇20日◇3回戦◇万博記念公園野球場
今大会優勝候補の履正社が春大阪準Vの箕面学園を7回コールドで下した。
序盤から履正社が主導権を握った。初回から打線がつながり、3点を先制。岡田龍生監督(58)も「最初に点が取れたのは良かった。いい形で上位打線から点が取れた」と振り返る順調な試合運びだった。
中でも光ったのは、3番小深田大地内野手(2年)のバット。初回、1死三塁から3番小深田の右前適時打で先制。指揮官も「体に力があってミート力もある」と評価する高校通算21本の打力の持ち主。5点リードの6回2死一、二塁でも、左越えの2点適時二塁打。岡田監督も「小深田のレフトオーバーで2点取れたのは大きかった」とうなずく活躍だった。
この試合4打数4安打3打点と大活躍した小深田は「1年生から試合に出て経験させてもらっている分、やらないといけない」と主軸としての役割を自覚。「大阪桐蔭を倒して甲子園で優勝することが目標です」と難敵との対戦を思う。
投げては、エースの清水大成投手(3年)が先発。初回、3者連続三振を奪う順調な立ち上がりを見せ、7回1安打12奪三振で完封。「(三振は)もう少し取りたかったです。テンポよく投げられて攻撃につながったと思います」と振り返った。