京都外大西8強進出、山下が場外弾含む3打点/京都

京都外大西の山下航汰外野手(2年)は3点リードの7回1死、中越え場外弾を放ち、笑顔でホームイン(撮影・佐井陽介)

<高校野球京都大会:京都外大西8-2立命館>◇20日◇4回戦◇わかさスタジアム京都

京都外大西・山下航汰外野手(2年)が衝撃の場外弾を決め、準々決勝進出に貢献した。

3点差に迫られた7回1死。初球の内角直球を完璧にとらえ、自身公式戦3発目となる高校通算26号をバックスクリーン左の芝生後方場外まで持っていった。

「最近調子が良くなかった。絶対に打ちたいなと思っていました。センターにホームランを打ったのは初めて」

推定飛距離125メートルの特大弾に「(場外弾は)2、3本打っています」と照れ笑いした。

3月の練習試合で「高校四天王」の星稜・奥川から本塁打を見舞い、「自信になりました」。啓新のサイド右腕浦松、習志野の左腕山内ら好投手からも1発を放ったという。

この日は同点の3回にも決勝の左前適時打を決めるなど2安打3打点。一気に名前を広めそうな気配だ。

◆山下航汰(やました・こうた)2002年(平14)10月1日、福井市生まれ。清水東小1年から清水東ビッグパワーズで野球を始め、清水中では鯖江ボーイズで主に捕手。京都外大西では1年春からベンチ入り。遠投95メートル、50メートル6秒3。家族は両親と兄、妹。180センチ、70キロ。右投げ右打ち。