横浜商が接戦制す、中村光が決勝スクイズ/神奈川

横浜商対藤沢清流 8回1死三塁、決勝のスクイズを決める横浜商・中村光内野手

<高校野球神奈川大会:横浜商5-4藤沢清流>◇21日◇4回戦◇大和スタジアム

横浜商がスクイズで接戦を制した。同点の8回1死三塁、中村光内野手(3年)が決勝のスクイズを決めた。

鮮やかな初球スクイズだった。小嶋監督は「中村は一番練習しているので、自信を持ってサインを出しました」と話した。

中村は「決勝のスクイズは、練習試合でしかないです」と笑顔で言う。前日もベンチ外の選手に手伝ってもらい、打撃練習以外の時間にボール球をバントするスクイズ練習を繰り返した。「スクイズの練習も昨日、いっぱいやってきたので、それほどプレッシャーを感じないで、できました。篠崎が流れ変えてくれて、ベンチの選手もすごく声を出してくれて、絶対決めてやると思ってました。自信はありました」と胸を張った。

中村の話すエース篠崎悠人投手(3年)は、4回から2番手で登板し、6回3安打8奪三振で無失点の好救援。9回は3者連続空振り三振のフィニッシュを飾った。