東海大相模8強「一体感」の湘南称える/神奈川

湘南対東海大相模 先発した東海大相模・諸隈

<高校野球神奈川大会:東海大相模6-1湘南>◇22日◇5回戦◇横浜スタジアム

春季関東王者で、4年ぶりの夏優勝を狙う東海大相模が8強入りを決めた。

先発した左腕の諸隈惟大(いっと)投手(2年)が5回まで散発2安打の7奪三振無失点に抑えると、2番手で紫藤大輝投手(3年)が今大会初登板。2回を1四球のみの無安打3奪三振にまとめた。

打線は変則フォームの湘南・今井宏太投手(3年)、サイドスロー大川裕太郎投手(3年)の軟投派コンビになかなかタイミングが合わず全て単打ながら、10安打を重ねた。投打二刀流の遠藤成内野手(3年)は「3番遊撃」で先発して3打数1安打1打点。5回に中前打で4点目を加えた後ベンチに下がり、登板はなかった。

4試合目で初めて、コールドではなく9回まで戦った。門馬敬治監督(49)は「今年のチームは『一体感』がテーマと言ってますが、逆に湘南高校の一体感を感じた。うちはボール回しから、やらなきゃいけないことが全然できてない。横浜スタジアムで思うように体が動かないんじゃダメ」と話し、相手をたたえた。

準々決勝は25日、戸塚-相洋の勝者と対戦する。