熊本工2年連続決勝へ、プロ注目の浅田を攻略/熊本

熊本工6回表2死一、二塁、森翔太郎内野手の右前適時で二塁走者の小野隆也外野手が先制のホームイン(撮影・浦田由紀夫)

<高校野球熊本大会:熊本工2-0有明>◇23日◇準決勝◇リブワーク藤崎台球場

伝統のシード校熊本工が、プロ注目右腕、有明の浅田将汰(そうた)投手(3年)を攻略して、2年連続の決勝進出を果たした。

6回2死走者なしから、安打と四球で得た2死一、二塁から、5番に抜てきされた2年生の森翔太郎内野手が、右前へ適時打。続く青山典勢捕手(3年)の遊撃への内野安打で1点を追加した。森は「絶対に返そうと思った。それまで(打ちとられた)2打席は忘れて打った」と言葉を弾ませた。この4月から指揮を執る田島圭介監督(37)は「まだ指揮し始めて4カ月ですが、我慢強くすることを教えてきた。この大舞台でそれを選手がやってくれた」とナインの健闘をたたえた。

決勝の相手は九州学院。09年夏の決勝カード再現となるが、その時同様に勝って甲子園を決める。