智弁学園・坂下主将ランニング弾で聖地王手/奈良

法隆寺国際対智弁学園 3回裏智弁学園2死一塁、坂下は左越えにランニング2点本塁打を放つ(撮影・林亮佑)

<高校野球奈良大会:智弁学園16-5法隆寺国際>◇28日◇準決勝◇佐藤薬品スタジアム

智弁学園(奈良)が記録に残る2本の本塁打で3年ぶりの決勝進出を決めた。

まずは3回。主将の坂下翔馬内野手(3年)が個人奈良大会通算記録(4本)に並ぶ2点ランニング本塁打。「(本塁打は)特別意識はしていない」というが、確実にチームにはずみをつけた。

6回には白石陸外野手(2年)が満塁弾。チーム大会タイ記録となる10発目だった。甲子園まであと1勝。坂下は「気を緩めず、最後まで戦い抜きたい」と冷静に次戦を見据えた。