筑陽学園・西舘「気力だけで」160球完投/福岡

春夏連続の甲子園出場を決め捕手の進藤と抱き合う筑陽学園・西舘(撮影・今浪浩三)

<高校野球福岡大会:筑陽学園7-4西日本短大付>◇29日◇決勝◇久留米市野球場

筑陽学園の背番号10西舘昂汰投手が4失点しながらも160球で完投勝利した。「最後はきつかったですね。体力0で気力だけで投げてました。自分が打たれたら負けると思って、チームを背負う気持ちで投げました」。

1点リードの8回は2死一、二塁の逆転のピンチを迎えたが、気迫の投球で三振に斬った。甲子園での戦いに向け、「監督を日本一の監督にしたいので、日本一を目指します」と意気込んだ。