全国高校野球選手権(6日から16日間)の組み合わせ抽選が3日、大阪・中之島フェスティバルホールで行われる。
新潟県代表・日本文理(2年ぶり10度目出場)は2日、対戦相手決定前、最後の練習を兵庫・鳴尾浜臨海野球場で行った。背番号「10」の控え投手、右サイドスロー池田真士(3年)は万全の状態で本番を待つ。春季は背番号「1」で先発の軸として奮戦。夏の県大会は中継ぎで1試合の登板に終わったがエース南隼人投手(3年)を支える救援陣の1人として、臨戦態勢に入っている。
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「どこが相手でも自分の役割を果たす」。池田は平常心で対戦相手決定を待つ。この日はノック、キャッチボールなどを中心に調整。「大阪入りする前から投球の感覚も体調もいい」。昨年のエース、現ヤクルト鈴木裕太(18)から宿舎での冷房の適応方法や食事面のアドバイスを受けた。現地入りしてから連日、気温35度前後の猛暑が続くが、コンディションは万全だ。
1日の甲子園練習ではマウンドから8球を投げた。カーブとスライダーを1球ずつ、あとは直球。「緊張しなかった。楽しかったし、うれしかった」。自然と「試合で甲子園のマウンドに立ちたい」という意欲が芽生えた。
鈴木崇監督(38)は「チーム力を底上げできたのは池田のおかげ」と言う。夏の県大会の登板は準決勝・新潟戦1試合のみ。3番手で1回を無失点に抑えた。ただ春季県大会は背番号「1」で、6試合中5試合に登板し、うち先発が3試合。南が右ひじのケガで離脱する中、投手陣の軸になりチームを支えた。
日本文理は継投が主体。県大会も全6試合、継投で勝ち上がった。県大会で登板機会が少なかったことに悔いが残ったが、気持ちは切り替わっている。「救援としていつでも出られる状態にするのが仕事。南をバックアップする」。春季県大会後、変化球を生かすためスリークオーターからサイドスローに変えた。4人の投手陣のうち3人が右の本格派。ただ1人の技巧派の池田に鈴木監督は「相手に嫌がられる投球ができる。出番は十分にある」と期待する。
「春に1番を背負ったのはいい経験になった。チームのために、という気持ちが強くなった」と池田。マウンドに上がれば、その意志も武器になる。【斎藤慎一郎】
◆池田真士(いけだ・しんし)2001年(平13)4月17日生まれ、妙高市出身。新井小2年から野球を始める。新井中では投手と捕手を兼任。3年の春に全日本少年春季軟式野球大会に出場した。日本文理では昨秋からベンチ入り。好きなプロ野球選手は巨人菅野智之。170センチ、80キロ。右投げ右打ち。