国学院久我山・高下14失点「歯が立たなかった」

敦賀気比対国学院久我山 敦賀気比に敗れ涙する国学院久我山・高下(撮影・足立雅史)

<全国高校野球選手権:敦賀気比19-3国学院久我山>◇13日◇2回戦

国学院久我山の先発高下耀介投手(3年)は完全燃焼した。得意の外角球をうまく合わされ2回2/3を8失点で右翼へ。7回には再びマウンドに戻るも6失点。9回の守りが終わると涙をこぼした。「歯が立たなかった。申し訳ない思いでいっぱい…」と脱帽した。

大学進学を希望。野球以外で得意なことは「勉強」と断言するほどの秀才くん。得意の英語では常にクラスの3位以内に入る。大学では学業に専念し、将来の夢は商社への就職だと言う。「この夏は悔いなく終わろうと戦ってきた。それも自分の力になった」と胸を張る。「これだけ打たれたので悔いはありません」。真っ赤な目でわずかにほほ笑んだ。