作新学院、夏で18点差の完封は01年以来6度目

8回2死までノーヒットノーランの好投を見せた作新学院の林(撮影・狩俣裕三)

<全国高校野球選手権:作新学院18-0岡山学芸館>◇16日◇3回戦

作新学院が18点差の完封リレー。夏の大会で18点差以上の完封は01年の明豊20-0聖光学院以来6度目となった。

大差の完封は意外に難しい。点差が開けば投手は早く終わらせようと単調な投球になりやすい。味方の攻撃時間が長いため、肩を温めるタイミングなど体調管理に神経を使う。たとえば85年のPL学園29-7東海大山形を見ても、大差ながら7失点している。

林は98年決勝の松坂(横浜=対京都成章)を最後に出ていないノーヒットノーランならず。大差のノーヒットノーランでは69年に189センチの大型右腕、降旗英行(松商学園)が三笠戦でマークしたスコア14-0が最多得点。惜しくも史上最多得点差の快挙を逃した。【織田健途】