13回以降無死一、二塁から攻撃/タイブレークメモ

智弁和歌山対星稜 14回裏星稜1死一、二塁、左越えにサヨナラ3点本塁打を放ち、ガッツポーズする福本(撮影・前田充)

タイブレークは延長戦で人為的に走者を置く特別ルール。高校野球の全国大会では18年センバツから採用され、延長13回以降の攻撃を無死一、二塁から始める。

打順は12回終了時から継続。決着するまで続ける。投手成績は規定で出塁した2走者を自責点としない。打撃成績は規定で出塁した2走者の出塁記録をないものとするが、盗塁、打点などは記録する。決勝では採用せず、決勝の延長戦は15回で打ち切り再試合を行う。

センバツでは1度も適用試合がなく、夏の甲子園では18年に2例あった。1回戦の佐久長聖-旭川大高で初めてタイブレークを実施。13回はともに無得点。14回表に佐久長聖が1点を挙げ、裏の旭川大高は無得点だった。2例目は、2回戦の済美-星稜。9-9で延長13回に入り、先攻の星稜は2点を奪ったが、後攻の済美に逆転サヨナラ満塁弾が飛び出しての決着だった。