星稜・寺沢「ワクワク感あった」奥川救援し2回完全

中京学院大中京対星稜 8回表中京学院大中京、元を三振に仕留めガッツポーズをする寺沢(撮影・梅根麻紀)

<全国高校野球選手権:星稜9-0中京学院大中京>◇20日◇準決勝

頂点が見えた。星稜(石川)が24年ぶり2度目の決勝進出を決めた。3日前に延長14回完投の熱投をしていたエース奥川恭伸投手(3年)が志願の先発で7回無失点。今大会自責0を継続して中京学院大中京(岐阜)を退けた。

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7回の攻撃中、2番手としてブルペンで用意する寺沢孝多投手(3年)のもとに先発奥川が走った。「大丈夫か?」「いけるよ。スライダーが引っかかっているけど大丈夫」と返すと、奥川は「は!?」。救援役で好投を続ける左腕は「奥川ばかり注目されて悔しい。今日はワクワク感があった」と最後2回をぴしゃり。投手陣も結束して決勝に備える。