履正社・井上 決勝での逆転弾は副島以来史上2本目

履正社対星稜 3回表履正社2死一、二塁、左中間へ逆転3点本塁打を放つ井上(撮影・清水貴仁)

<全国高校野球選手権:履正社5-3星稜>◇22日◇決勝

履正社・井上広大外野手の逆転3ランが試合の流れに大きく影響した。

夏の決勝で出た本塁打は通算46本目。このうち先制、同点、勝ち越し、逆転の肩書が付いた殊勲アーチは25本目だが、逆転本塁打は07年副島浩史(佐賀北)が広陵戦の8回、野村祐輔投手から満塁本塁打を放ったのに次いで史上2本目。これで大会通算14打点となり、歴代3位タイに浮上した。

決勝で4番打者のアーチは09年堂林翔太(中京大中京)以来10年ぶり。4番が走者2人以上を置いた本塁打となると、77年安井浩二(東洋大姫路)が「バンビ」こと1年生の坂本佳一投手(東邦)から10回にサヨナラ3ランを打って以来42年ぶりになる。【織田健途】