山形中央が勝利、甲子園2勝で躍進の鶴岡東に刺激

村山地区第1代表で県大会出場を決めた山形中央の選手たち(撮影・鎌田直秀)

<高校野球秋季山形大会村山地区予選:山形中央9-7山形工>◇31日◇代表順位決定戦◇荘銀・日新スタジアム

夏のメンバー10人が残る山形中央が打ち勝った。

1回裏無死一塁から「2番二塁」丹野直祈内野手(2年)の右中間適時二塁打で先制。丹野は6回にも中越え2点適時二塁打を放つなど2安打3打点3盗塁。「隙を見せない野球をしなくてはいけない。先輩たちが甲子園で2回勝っているので、3勝して記録を抜きたい」。春夏通算5度目出場と、14年夏の16強を超える目標を掲げた。

今夏決勝は2-2の5回に一挙7失点し、鶴岡東に敗れた。丹野は「3年生を勝たせてあげられなかった責任があるし、大量失点も下級生のミスから。歩みに甘さがある」。約1カ月間、1つのアウトや進塁にこだわり続けた成果が地区制覇に結実した。鶴岡東がセンバツ準V習志野(千葉)などの強豪相手に甲子園2勝。「自分たちにも出来ないことはない」。宿敵の躍進にも刺激を受け、まずは東北大会切符をつかむ。【鎌田直秀】