柴田が地区大会V「全員野球」打力弱さ補う共通認識

仙台南対柴田 1回裏柴田1死二塁、渡部の右前適時打で生還した阿部蒼(左)

<高校野球秋季宮城大会南部地区予選:柴田4-2仙台南>◇1日◇決勝◇柴田球場

宮城南部地区予選では、今夏県4強の柴田が仙台南に4-2で競り勝ち優勝した。3番渡部俊介外野手(2年)が先制打を含む3安打。エース左腕・平間優希(3年)が抜けた穴は、3投手の継投で埋めリードを守った。

電光石火の攻撃で先制した。初回、先頭が右前打で出塁し、2番が犠打。1死二塁の好機をつくり、渡部が「初球打ちを決めていた」と先制打を右前に運んだ。今夏はリードオフマンとして全試合出場。2-4で敗れた準決勝の東北戦では2打点を挙げた。「とにかく出塁して、先輩を勝たせるために足でかき回そうとプレーした」と振り返る。チーム内には1つ上の代よりも打撃が弱いという共通認識がある。朝練では毎日300本の素振り、実戦形式の打撃練習などで打力を磨いてきた。「緊迫した場面を想定してやってきたので、本番は緊張しなかった。例年より力が劣る分、全員野球で勝ちたい」と意気込む。

主将の横山航汰内野手(2年)は新チームについて「練習試合を重ねるうちに成長を実感できた。予選は投手陣が踏ん張った」と力を込める。夏は2年連続、昨秋も準決勝で涙をのんだ。14日から始まる県大会では“4強の壁”を乗り越え、東北大会出場権を勝ち取る。【山田愛斗】