<高校野球秋季静岡県大会中部地区予選:静岡7-0静岡商>◇1日◇決勝◇草薙球場
中部地区では、静岡高が静岡商を7-0の7回コールドで退け、2年ぶり21度目の優勝を飾った。先発の松本蓮投手(2年)が、自己最長の7回を投げ抜き、2安打完封。県大会へ向けて、自信を深めた。
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静高の松本は、テンポの良い投球で静商打線を翻弄(ほんろう)した。序盤からアウトの山を築き、3回まで完全投球。4回に初安打を許したが、得点は許さず、全97球で試合を締めた。「調子は良くなかったが、うまくまとめられた。無四球で投げることを意識していたが、1個出してしまったので、課題が残りました」と振り返った。
今夏の甲子園大会では、4回から登板して6イニング無失点の好投。新チームでもエースとしての活躍を期待された。だが、21日の東海大静岡翔洋戦で4失点し、7回途中で降板。以降、背番号は1から10へ変わった。「悔しいですが、それが今の実力。やるべきことは変わらないので、今日も気にせずに投げました」。冷静さを保って、この日の好投につなげた。
そんな左腕を攻守で援護したのは、和泉大輔外野手(2年)だった。今春の地区大会初戦以来、公式戦2度目のスタメン出場。2回に公式戦初安打となる先制適時打を放った。「練習で調子が良かったので、あとは試合で打つだけだった。良いアピールになりました」。4回の左翼の守備では、2死一、二塁で左前の打球を本塁へストライク送球。二塁走者を刺し、エースを救った。「イメージしていた通りのプレーができた」と胸を張った。
新チーム発足からわずか3週間でも強さを発揮。地区を制し、次の目標に照準を定める。松本は「自分たちは、県、東海大会を優勝して神宮大会とセンバツ出場を目指している。そのために1つずつ勝っていきたい」。気を緩めず、さらなるレベルアップを見据えている。【河合萌彦】