<高校野球秋季宮城大会:組み合わせ抽選会>◇9日◇仙台工
秋季高校野球宮城県大会(14日開幕)の組み合わせ抽選会が9日、仙台工で行われた。夏の甲子園8強の仙台育英は16日の2回戦から登場。
8日に新主将に就任した田中祥都(しょうと)内野手(2年)を中心に、日本一に向け新たなスタートを切る。
甲子園では準々決勝で星稜(石川)に1-17で敗れた。翌8月19日には仙台に戻り、新チームが始動。公式戦には同28日の中部地区本戦順位決定戦から登場し、しっかり地区1位を勝ち取った。須江航監督(36)は「自分たちがどんなチームなのか、お互いの性格などもみんなで考えて、チームが求めるのは誰かを見極めていった」と新主将の人選を開始した。
20日後、選手たちから推薦されたのが田中だった。「強烈なリーダーシップでぐいぐい引っ張るのではなく、試合に出ていない1年生からレギュラー、学生コーチまで、全ての立場の人間とコミュニケーションが取れる。時代が求める気遣いのできる子」と指揮官も納得。「野球に対する理解、探求心も高い。学ぶことに貪欲。こいつだったらついていこうと思える子」と迷いなく指名した。
仙台育英に憧れ、兵庫・松陽中からやってきた田中は、甲子園ではベンチ外。「ベスト8は3年生たちが培ってきたもの」とリスタートを強調する。「本気で日本一を狙っている。ここぞという場面での理解を深めて、面白い野球をやっていきたい。そして、うそ偽りのないプレーで地域のみなさんに愛されるチームになりたい」と、決意を新たに新生・仙台育英をけん引する。【野上伸悟】