U18日本帰国できず カナダ選手はロビーで練習?

台風15号の影響で帰国できず、韓国・金海国際空港から宿泊ホテルへ移動するU18日本代表の選手たち

U18ワールドカップ(W杯)(韓国・機張)に出場した高校日本代表が9日、思わぬアクシデントに見舞われた。

首都圏に上陸した台風15号の影響で、韓国を出発する航空便が大幅に遅延。午前中に釜山・金海国際空港に到着した日本選手団約40人は、夜まで約11時間空港で待機したが、結局日本へ出発することができず、釜山での延泊を余儀なくされた。帰国後に成田空港で予定された記者会見も中止となった。

日本高野連の竹中雅彦事務局長は「台風だから絶対に勝てない。大丈夫だろうと思っていたけれど」とお手上げの様子。大船渡・佐々木朗希投手、星稜・奥川恭伸投手(ともに3年)ら選手たちはショッピングやトランプで時間をつぶした。同便のカナダ選手団には、暇をもてあまして搭乗口ロビーでキャッチボールを始める選手も。まさかの韓国最終日を過ごした日本代表は、午後11時過ぎに釜山市街地のホテルに疲れ切った表情でチェックイン。10日に帰国する。