札幌新川が延長戦制す 久末が窮地救う11回0封

札幌新川対札幌英藍 2回から登板し11回170球の力投で逆転勝利を呼び込んだ札幌新川の久末(撮影・永野高輔)

<高校野球秋季北海道大会:札幌新川8-5札幌英藍>◇10日◇札幌地区Cブロック1回戦◇札幌円山

札幌新川は札幌英藍に5点差を追いつき延長12回の末、逆転勝ちした。

初回に5点を奪われた後の2回から登板した左腕、久末颯太主将(2年)が11回170球を投げ5安打無失点、10三振を奪う力投で勝利を呼び込んだ。7月末の練習中に右足首を負傷し、復帰は8月下旬。背番号10を背負う精神的支柱が窮地を救った。今夏は地区初戦の石狩南戦で延長11回に自身が失点して敗戦。「同じ負け方は絶対したくなかった。辛抱できて良かった」と振り返った。

◆延長12回1死二塁で勝ち越しの左前適時打を放った札幌新川・工藤彰太三塁手(2年) 久末が頑張って投げていたので、何とか援護したかった。