加茂暁星、徹底打撃練習で敦賀気比にも打ち勝つ

2時間にわたり、バットを振り込んだ加茂暁星・佐藤健(撮影・山岸章利)

高校野球秋季北信越大会は天候不順なため12日の1回戦が13日に順延となった。

敦賀気比(福井1位)との初戦に臨む加茂暁星(新潟3位)は金沢市内の屋内練習場で2時間、汗を流した。「振り込んだだけ打撃の調子が上向くのがこのチームの特長」と主将の佐藤健一塁手(2年)。練習時間のほとんどを打撃練習に費やした。

夏休み期間から、チーム練習はほとんどの時間を打力向上に努めてきた。ナインは、この日も冒頭のキャッチボール以外はティーやマシンを使った打撃練習という徹底ぶり。佐藤健は「これがうちのスタイルです」と一貫した姿勢に胸を張った。

13日は試合開始が繰り下げとなり、加茂暁星が登場する第3試合は午後4時開始予定となった。照明がともることも想定されるが「どんな状況にも左右されないチームだと思う」と高橋諒監督(25)。ナインの精神的なタフさにも期待を寄せていた。【山岸章利】