創価、サヨナラ負け 森畑完投も踏ん張りきれず

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ勝ちし喜ぶ帝京ナイン。手前は座り込む創価・森畑(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:帝京3-2創価>◇9日◇準決勝◇神宮

創価はサヨナラ負けで決勝進出を逃し、来春センバツ出場が絶望的となった。ナインは敗れた瞬間、グラウンドにうずくまった。

最速145キロ右腕・森畑侑大投手(2年)が5回まで3安打無失点に抑え、試合を優位に進めていた。ところが2点リードの6回、帝京打線にソロ本塁打を2本浴びた。「1本目はフォーク、2本目は直球が浮いてしまいました」と、目を赤くしながら悔やんだ。

終盤には右ふくらはぎがつる場面もありながら、9回まで投げ抜いたが、最後は踏ん張りきれず。2死一、二塁から中前へのサヨナラ打を許した。「もっと下半身を強くして、後半にバテないような体力をつけたいです」とさらなる成長を誓っていた。