天理・瀬千皓1発含む5打点「メガネに怖さはない」

天理対仙台育英 4回表天理2死一塁、先制の左越え2点本塁打を放つ瀬(撮影・鈴木みどり)

<明治神宮大会:天理8-6仙台育英>◇16日◇高校の部2回戦◇神宮

天理の1年生、瀬千皓(せ・ちひろ)外野手が3安打5打点と打ちまくり、準優勝した08年以来11年ぶりの白星をつかんだ。

瀬は4回に左翼席へ先制の2ラン。落ちきれなかったスプリットをとらえた。「高校通算6本目。公式戦では3本目ですね。うれしくて(ダイヤモンド)一周まわるのが早かった」。5-5の同点の7回2死満塁では「狙っていたが思ったより曲がったので泳いだ」と、スライダーに食らいつき右翼越えの3点勝ち越し三塁打を放った。

4日の近畿大会決勝では背番号「20」ながら、5番でスタメン出場し、左翼へソロ本塁打を放っている。ベンチ入りが2人減った神宮大会でも背番号「17」でメンバー入り。OBで元近鉄の中村良二監督(51)のスタメン起用に応えた。

メガネは小学4、5年から使っている。「試合用と練習用の2つあります」とオークリー社製のメガネを愛用。「授業中は普通のメガネを使っています。コンタクトも少し考えていますけど。メガネに怖さはないです」。メガネの1年生スラッガーに今後も注目だ。