21世紀枠の帯広農も無念「見ていただきたかった」

1月、21世紀枠に選ばれセンバツ出場を決め雪で作られた牛と共に撮影に応じる帯広農ナイン

日本高野連が11日に決定した第92回選抜高校野球大会(甲子園)の開催中止を受け、昨秋の全道大会優勝でセンバツ初出場が決まっていた白樺学園は同日、芽室町内の同校で戸出直樹監督(44)らが会見した。21世紀枠の選出で初出場するはずだった帯広農も主催者を通じて監督、部長がコメントを発表。両校とも複雑な思いを抱えながら現実を受け止め、夏に目を向けていた。

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21世紀枠の帯広農にとっても厳しい結果となった。1日から全員が一時、実家に帰っていたが、7日から少人数に分かれてグループ別練習を再開したばかりだった。前田康晴監督(44)は「21世紀枠で選んでいただいたので、選考委員の方に帯農の野球を見ていただきたかった」と主催者を通じてコメントした。

同じく談話を発表した白木繁夫部長(60)は「選手も動転している。気持ちの整理がつくまで、そっとしておいてほしい。何とか開催をと願っていたが、非常に残念」と部員の心境を思いやった。自身は3月で定年退職。「甲子園のベンチに入る夢はかなわなかったが貴重な経験をさせてもらった。生徒には感謝あるのみです」とコメントしていた。

 

◆北海道のセンバツ代表2校の動き

▼2月27日 安倍首相の3月2日からの全国小中高校一斉休校要請を受け、白樺学園が同10日から予定していた徳島遠征中の練習試合をすべて中止

▼28日 北海道・鈴木知事の「緊急事態宣言」を受け、帯広農が3月6日から予定していた関東遠征を中止し、同1日以降は練習休止。白樺学園は臨時休校となった。

▼3月2日 2校の道庁表敬訪問中止。帯広農が臨時休校に入る。白樺学園はグループ別練習を開始

▼4日 日本高野連が無観客開催の方針を発表。15日まで自校での練習に限ると要請したことで、白樺学園が10日からの徳島遠征を中止、13日の大阪入りも延期した。帯広農は10日の関西入りを15日以降に延期

▼7日 白樺学園が甲子園メンバー発表。帯広農は全体練習を自粛し、少人数でのグループ別練習を開始

▼9日 帯広農が甲子園メンバー発表。ベンチ入り18人以外のセンバツ同行者を6人に絞る