佐久本コーチ、島袋氏に期待「いい指導者になる」

ソフトバンク対楽天 5番手で登板した島袋洋奨(15年9月29日撮影)

日刊スポーツは全国のアマチュア野球担当経験記者が、懐かしい球児たちの現在の姿や当時を振り返る「あの球児は今」を随時連載します。第1回は2010年(平22)に興南で沖縄代表初の甲子園春夏連覇を果たしたトルネード左腕で、元ソフトバンクの島袋洋奨さん(27)です。

同郷の沖縄出身で昨年までファームで島袋さんの練習を見ていたソフトバンク佐久本昌広投手コーチ(45)は、島袋さんから指導者を目指す連絡を受け「ぜひ頑張ってほしい」と喜んだ。育成契約で2軍でもなかなか登板機会がなかった島袋さんだったが、最後まで福岡・筑後市のファーム施設で必死に練習に取り組んでいた。「彼はとにかく手抜きせず一生懸命努力をする。結果が出なくても、心の強さ、野球に対する思いがある。その姿勢でやっていけば、いい指導者になる」。制球難は克服できないままだったが「自分でぶつかった壁から逃げる人間ではない。その経験は絶対にムダにはならない」と、プロで苦しんだ5年間が指導者としての引き出しの多さにつながると期待した。