関大野球部が「大学生として」高校球児にエール動画

活動停止前最後の練習を行う関大ナイン(2020年4月2日撮影)

昨秋の明治神宮大会で準優勝した関大野球部が、同部の公式ブログやインスタグラムで、全国の高校球児に向けたメッセージ動画を配信している。4月8日にSNSを通じて開始した「オンライン野球教室」に続く企画となる。

20日に今夏の甲子園大会が中止になったことを受け、「大学生の私たちが今、伝えられること」と題し、24日から31日まで毎日1件応援メッセージをアップする予定。同部の部員たちも、同じように甲子園を目指していた元高校球児たち。部員たちが自身の高校時代を踏まえて、高校生活で得た経験や今後の人生において生かされることなどを発信。史上初の春夏甲子園中止という現実に直面した高校球児を励ましながら、今できることや新たな目標へ向かって突き進もう、とエールを送っている。

塔南(京都)出身の築山雄介投手(4年)は「今は目標を失い、『何のためにやってきたのか』と感じているかもしれませんが、高校野球で培ったことはこれからの人生で必ず役に立ちます。仲間と過ごしたかけがえのない日々、夢や目標に向かって積み重ねた努力は失われません。今まで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、少しでも前を向いて新たな目標に向かって頑張っていきましょう」と呼びかけている。