智弁和歌山・中谷監督「自分の支えになる試合に」

智弁和歌山・中谷仁監督(2019年10月20日)

日本高野連は10日、8月10日から甲子園球場でセンバツに出場予定だった32校を招待して「2020年甲子園高校野球交流試合」を開催することを決定した。

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智弁和歌山・中谷仁監督(41)は「3年生は高校を卒業した後も、自分の支えになるような試合にしてほしい」と部員たちに呼びかけた。

自身にとっての甲子園がそうだったように、人生の支えになる経験を積むことを願った。

この日の練習後、部員たちに「(甲子園で)試合ができる」と伝えた。なんとも言えない表情を浮かべる部員を見て、封じ込めてきた思いの重さをくみ取った。センバツ中止決定時、中谷監督は「夏があるから」と励まし、部員たちの目を次に向けさせた。だが夏の中止が決まったときは、言葉が見つからなかった。家族と話し合う時間を持たせた。新たな目標を見いだす手助けを模索してきた。

思ってもみなかった形で“甲子園出場”が決まった。「難しい状況の中で1つの希望を与えていただけたのは、うれしいです」と周囲の尽力に感謝した。