聖望学園・蔵田は坂本目指す 187cm大型遊撃手

ドラフトファイル:蔵田亮太

<ドラフト候補生全員!? 会いに行きます>

夏の独自大会に出場するドラフト候補選手の紹介企画の第4回は東日本編(中)。聖望学園(埼玉)の蔵田亮太郎内野手(3年)は、身長187センチの大型遊撃手だ。

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ロッテ鳥谷の母校に坂本2世が現れた。聖望学園(埼玉)の蔵田(3年)は、身長187センチの大型遊撃手。「この身長でショートを守れるというのは武器だと思う。こだわりたい」と恵まれた体格を生かしてプロ入りをつかむ。

ロッテ鳥谷を指導した岡本幹成監督(59)は「とにかく柔らかく守備をする。鳥谷とはタイプが違う」と評する。打撃では力感のないスイングで鋭い打球を放つ。体格やプレースタイルが似ている186センチの巨人坂本を参考にしてきた。

父は福山大監督の修氏。幼少時代から野球を見て育った。1年春からベンチ入りも、右膝痛の影響で1年8月から2月まで離脱し、高校通算4本塁打。コロナ禍も寮に残って自主練習を続けた。「自分の形が分かってきた」と実感。自粛期間明けの練習試合では6戦2発と本格化してきた。伸びしろ十分の素材型。独自大会でその可能性をアピールする。【湯本勝大】